新しい薪棚も完成して、
今シーズンの薪割りがスタートしました。
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薪ストーブユーザーの皆さんは、いつ薪割りをされているでしょうか。
私の町内では、10軒近くの方が薪ストーブを利用されています。
知っている限りではGW前くらいに薪の原木を運んでもらっているようですが、
しかし私は11月に入ったら原木の注文をして、12月はじめに運んでもらっています。
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それぞれのメリット・デメリットがあると思いますが・・・、
11月の場合、
メリット
・落葉後、根からの吸水停止前なので、原木が水分を含んでいて柔らかい。非常に割りやすいので薪割りが楽しい。
・北陸の冬は雨や雪が多く、玉切りした木口が固くなりにくい。
・寒い時期なので、薪割りで汗だくにならなくて済む。
・運動不足になりやすい時期なので、その解消に良い。
・農閑期のため暇なので、時間にゆとりがある。
デメリット
・今から薪を使う時期なので、薪棚が空いていない。
・含んでいる水分のぶんだけ、原木1トンあたりの量が少ない。
5月の場合、(11月の逆ですが・・・)
メリット
・その冬使った薪の分、薪棚が空いている。
・水分が少ないので、原木1トンあたりの量が多い。
デメリット
・原木の水分が少なく、カチカチで割りにくい。
・玉切りした木口がすぐに乾燥して、更に割りにくくなる。
・気温も上がってきて、汗だくになる。
・農繁期で他にいろいろ野良仕事があり、忙しい。
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そうすると多少のデメリットがあるとしても、初冬に伐採した原木を冬に割るのがいいように思いますが、
しかし、冬に森林組合に原木を貰いに行くと、「えっ?いま割るんですか?」みたいな雰囲気があります・・・。
なんでだー??
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私は薪割りをする時に、未だ一度もくさびを使ったことがありませんが、隣家の方からは、初夏の頃頻繁にくさびを打つ音が聞こえてきます。
一度その頃、そのお宅で薪割りを試したことがありますが、もうカチカチでそう簡単には割れない状況で苦労し、これはほとんど修行だな、と思ったのでした。
さて、その薪。
割ったあとしばらく薪棚に入れず、野天に放置したほうがいいそうです。
そういえば、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」でも、木材屋の番頭(片岡鶴太郎)が、「なんだか知らないが、木材を早く乾燥させるのに、水に浸けておいたほうがいい。」といったのに対し、とと姉の恋人が「それは毛細管現象のためだ。」と説明したシーンがありました。
薪を乾燥させるのに、すぐ屋根付きの棚にしまうと薪の表面だけが乾き、内部がなかなか乾かない状態となります。時々雨に晒すと、その濡れた表面が乾く時に内部も乾燥しやすい、ということですね。
潜んでいる虫も出ていくそうです。
しかしあまり長いこと放置しておくと、せっかくの薪が朽ちていくでしょう。
薪の運搬には運搬車を使っています。
もうこれがないと生活できない、くらいに便利に使っています。
中古で買って、かなり古くガソリン漏れもあるようですが、なぜかエンジンは常に一発始動。漏れるから古いガソリンが溜まらなくてかえっていいのかな?
チェーンソーで玉切りするときは、このハスクバーナの防具と、
同じくハスクバーナの346XPで、50ccのパワーがあります。
長靴の上にモンベルのオールウェザーパンツを履くので、靴の中に木くずが絶対に入りません。
夏なら暑くて無理でしょうから、これもメリットの一つかな。
玉切りにはミニユンボを使っています。
掴んで、
だいたい40cm間隔で、
切ります。
バケットも幅40cmなので、掴んでいるところもちょうどです。
玉切りは複数並べて、
次々連打して割っていきます。
薪割りはスポーツで、トレーニングを兼ねているので、3Kgの重い斧を使い、それを全力で振り下ろします。
よく斧の自重を使って、できるだけ疲れないようにやりましょう、と書いてありますが、私の場合運動なので、スポーツジムに行ってできるだけ楽しようと思っている人がいないのと同様、疲れるようにやっています。
時々、一輪車で薪棚に運ぶ数分がトレーニングのインターバル(休憩)となっています。
薪割り台には軽のタイヤを被せてあります。
これだと割った時に薪が飛んでいかないので、すぐ体の向きを変えて連打を楽しむことができます。
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この楽しい季節は、まだしばらく続きます。
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