セルフビルド

2016年2月15日 (月)

引き戸の製作 その3~完成

いよいよ引き戸の製作も最終。

戸は完成しましたので、戸をはめる上の溝と下のレールを設置します。

今回使うのは、アルミのL字金具とY字レールです。

まずは普段、物置テーブルとなっているトリトンのテーブルソー、ワークセンターが久々に稼働です。

75mm角材に深さ20mmで溝を掘っていきます。

2本の溝が完成。

この溝の幅は、レールに合わせてあります。

さらに、この溝に合わせて、L字金具を取り付ける位置を決めます。

上に溝を掘った角材を仮止めします。

下にはレールを仮置き。

戸の上部にL字金具を取り付けて、いざはめ込み!

・・・、入らず・・・。

明らかに戸のほうが大きい・・・。

戸車のネジを回して、車を少し引っ込めます。同時に溝を作った角材を少し上方へずらし固定します。

無事、はまりました。

が、なにかに挟まって動きません!?

上辺の角がぶつかっています・・・。角材を上にずらしたからですね。

さらに床のデッキ材が同じ高さになっておらず、凸凹しています。

気を取り直して、電気かんなで角を落とします。

床も電気かんなで削って揃えます。

上辺の角のぶつかりは解消。

さらに溝にクレ5-56を塗布。これで1枚目はOKです。

2枚目を入れたところ、戸と戸の間が狭過ぎで擦れ、うまく開閉できず、上のL字金具の位置をずらし、さらに下半分に電気かんなをかけて数mm削ります。

開閉もスムーズとなり、OKです。

完成しました!

右側の戸を開けると棚があり収納できます。

いい感じに仕上がりました。すきま風もなくなりました。

引き戸は初めて作りましたが、労力は開き戸より多少楽かな~~?

2016年2月11日 (木)

引き戸の製作 その2

一昨年完成した、工房に付属する前室。

外に通じるドアはありますが、

中の通路に面しては、ビニールカーテンだけです。

そこに、引き戸を付けようと、初の引き戸製作に取り組む、その続きです。

前回はドア枠と戸車を取り付けました。今日は組み上げです。

枠各々は、特に加工せず、突き合わせでビス止め。ただし75mmビスが届かないので、10mmの穴を2/3幅ほど作ってあります。

下半分には、厚さ11ミリの実付の杉床材で、余っていたものを利用。

上半分は採光のためハーモニカーボという、中空ポリカーボネートプレート(ペアカーボ)を利用。安いし(900×1800サイズで2500円くらい)、カッターで簡単に切れるので、助かります。

こんな中空構造になっていて、断熱性もあります。

はめ込みました。

これを2個、完成しました。

あとは、戸の上にL字プレートを取り付け、溝を作った角材とY字レールの取り付けて完成予定です。

2016年2月 8日 (月)

引き戸の製作 その1

セルフビルドで小屋を何棟か建てましたが、そういえばそのドアといえばすべて開き戸でした。

おととし建てた前室小屋。

その入口はドアがなく、通路とはビニールカーテンで仕切られています。休みの日はここでお昼ごはんを作って食べていますが、冬はこの隙間からピューピュー寒いです。

そこでここに引き戸を設置することに。

ドアの枠材はすべて2×4材で。

久しぶりにトリトンのルーターテーブル登場。

2種類の溝を彫ります。一つは下半分の杉板用・幅12mm、もう一つは上半分のツインカーボ用・幅6mm。

すべて彫り終わりました。

戸車です。初めて買いました。V字型が良かったのですが、僕の行きつけのホームセンターにはレールがY字型しか売っていませんでした。

ドリルで何箇所か穴を開け、ノミで仕上げ。

無事はまりました。

あとは枠を組み上げます。

続く。

2015年3月23日 (月)

増築小屋、タヌキ臭の床下掃除・・・。

昨年セルフビルドした増築小屋。

この床下に一時期タヌキが住み着いていた事は、先日ご報告しました。

タヌキは3匹いましたが、最近は姿を見せなくなりました。

が!その後も獣臭というか、動物園のような匂いに悩まされることに・・・。

この床下に落ち葉が溜まり、原因となっているようです。

そこで、この床下を掃除することに!

床の蓋を開けて、ブロワーで外へ送ります。

合計4箇所に蓋がありますが、開けてみると結構な量の落ち葉ですよ。

こんな掻き出し用のレーキも作って、

たくさん出ました!!

これがまたすごい匂いで、タヌキのものと思われる糞も出てきました。おしっこも染み込んでいると思われ、この匂いも納得です・・・。

もうこりごりなので、床下に動物が入れないように金網を張りました。

通気は確保し、落ち葉も入り込まないようにしました。

うちのコーギーが床下で休む場所がなくなってしまいましたが、やむを得ないでしょう。

これで万全です!!

2015年1月 4日 (日)

お正月のDIYあれこれ、両開きドアの制作

お正月休みは天気もすぐれず、特にどこにも出かけないでポツポツDIYしていました。

まずはドアの製作。

駐車場と勝手口の間は以前吹きさらしでしたが、境目に棚を作ったり、ビニールカーテンを取り付けてある程度「半分外、半分内」みたいな感じになっていました。それでも風が強いとピューピュー風が・・・。

で、ドアを作って取り付けることにしました。

ここは一輪車やエンジン運搬車も通るので、両側から押して開くように、両開きの自由蝶番(自由丁番)というのを利用しました。

自由蝶番はできるだけドアの重さを軽くしないと垂れ下がってきてしまいます。

そこでドア材には厚さ12ミリの杉フローリング材の余剰材と、固定に1×4材を、必要に応じて2×4材を部分的に利用しました。暗くならないように、窓もつけましたよ。

これが自由蝶番で、Z字型の構造になっていて、バネが仕込まれています。いわゆる西部劇の居酒屋のドアです。押しても引いても開いて、離せば元に戻るわけです。ちなみにこれは取り付け方が間違っていて、本当はビス止めは木口の面になります。あとでやり直しました。

自由蝶番はドアサイズによって使う蝶番の大きさが決まっていますので、それに従います。

ストック材を活用しましたが、長さが足りなかったので、上の方は継ぎ接ぎしました。

ドアノブ兼カンヌキです。

両側から操作できるようにしてあります。

窓はとりあえずビニールをかぶせてありますが、アクリル板に交換予定です。夏は網戸にするつもりです。

あと、先日バイクガレージは完成しましたが、

追加でいくつか。

中に、棚とフックを設置。

本体と隣接する小屋の間に隙間があったので、「一見壁風」のドアを設置。

内側に開けると、人が一人横になって通れる入り口ができます。

冬の間に、母屋の中をいくつか、とバイク小屋の横に、「薪アート」の棚を作るつもりです。薪アートは薪の並べ方を工夫して、薪で絵を描くもので、定番のトトロにしようかな、と思っています。

2014年12月31日 (水)

バイクガレージを建てる10 完成!

春から温めていたバイクガレージのセルフビルドが、9月末からスタートし、ようやく完成しました。

これで小屋と呼べるようなものは、あぐりんファームでは終了の予定です。

本題に入る前に振り返ってみましょう。

記念すべき第1棟目はキットハウス。小屋作りの基礎や、木造建築の用語など、これで覚えました。

2棟目、雑誌DOPAをそのまま施工。

次は小屋というのかどうか不明だが、ウッドデッキ作りに挑戦し、ついでに屋根と壁を付けたもの。

3棟目は僕の集大成となるべく、入魂の1棟となりました。

ちょっと一休みで屋根付きのぶどう棚を作って、

4棟目?(もうこの辺になると何棟目なのか不明)は増築ともいうべき、工房に隣接して苦労して建てました。

で、本題に戻って、バイクガレージです。

週末ちょこちょこやって、丸3ヶ月、ギリギリ、年内完成です。

こちらは入り口です。このガレージは一方通行なのです。出す時バックする必要がありません。

ドアは片方に折りたたむようになっていて、邪魔になりません。

内部は屋根がポリカ波板なので、四方壁に囲まれていても明るいです。

出口もワイドにオープン。こちらも片側に巻くように開きます。

出口です。

収納したいのは、スーパーカブ110と、キャンプツーリングの相棒、セローです。今のところは年に1回だけですが、子どもたちが大きくなれば、回数も増えるはずです。

まずカブを奥へ。ちょうど柱の間にすっぽり入りました。

次セローを。奥に入れれば手前はスペース十分ですから、冬の間は除雪機を入れてもいいかもしれません。

あと細かい隙間を埋めたり、ドアにちょっと装飾を入れてアクセントをつけたいところですが、とりあえずはこれで完成!!!

春までは母屋の中をちょこちょこDIYして、4月からはピザ窯作りに挑戦です!

バイクガレージを建てる9 外壁完成とドアの製作

春から温めていたバイクガレージのセルフビルドが、ようやく9月末からスタートしました。

雪にも負けず、主な下見板張りは貼り付け完成しています。

残り、ななめの部分は現物合わせでいちいち計測し、丸ノコとジグソーを駆使して細かくカット。

先に貼り付けた下見板張りの両サイドに、黒く塗装した装飾板を取り付け、見た目が不揃いな横を隠してスッキリです。

出口の上も現物合わせの斜めカットで、両脇の柱と柱の間の隙間も装飾板で隠します。

これで外壁は完成です。

次は大物、ドアの制作です。

普段ただのテーブルになっていたトリトンワークセンターが久しぶりに出動です!

ドアの材料となる厚さ20ミリの杉板を設計通り幅カットです。

とにかく今回は家にある在庫材をフル活用し、荒板はプレーナーをかけ2種類の幅の材料を組み合わせ、塗装も完了し、材料が揃いました。

できるだけ軽くしたいので枠はなしで、板の固定に横に2本、ソリ防止でななめに1本、これでも思ったよりも重く20キロ超でしょうか。ドア1面に、これを2枚使います。2箇所なので、4枚作りました。

まず入り口。角が基礎石にぶつかるので、現物合わせでカットしました。

折りたたみ式で手前に開きます。

こちらは出口です。このガレージは左側から入って、右側から出るという一方通行なのです。

裏側はこんな感じです。

こちらは手前室内側に巻くように折りたたんで、

オープンです。

開いたドアが邪魔にならず、結構広く開きますよ。

風でドアがガタガタしないように、外の上側には戸当り、中にはカンヌキをかけました。

入口側は中の筋交いが戸当り代わりになっているので、外側にカンヌキをかけました。

100%じゃないけれど、だいたいこれで完成です!

2014年12月14日 (日)

バイクガレージを建てる8 外壁施工

春から温めていたバイクガレージのセルフビルドが、ようやく9月末からスタートしました。

前回、屋根まで完成しています。屋根はとりあえずのポリカ波板。屋根があると落ち着きますねー。

次は外壁です。

外壁は奥はスペース確保のため無し、出入口が2箇所のため、外壁施工は2面のみ、あとは風雪避けとして上方のみ取り付けます。

下見板張りだけでいいかもしれませんが、それだけだとどうも頼りないし、内側があまり綺麗でないので、下地合板を取り付けました。内側のみ、色を揃える目的で塗装しました。

隙間も何とか取り付け完了。

下地合板が全て取り付けられました。壁ができると、更に中が落ち着きますー。

下見板張りに杉荒板を用意。買ってきた幅225ミリのものと、家にストックしてあった240ミリのものを使います。電気カンナで片面をきれいにして、片面だけ塗装です。塗装する部位は表面と下面になります。

そして、さぁ、施工、という日は・・・、

先週に引き続き大雪~(涙)。

今年中に終わらせたいので、雪と寒さにもめげず開始です。

こんな治具を用意します。下見板張りの重ね幅は50ミリとして、板の幅に合わせて2種類用意しました。

こんな風にあてて使います。2本で支えるので、これなら片手でできます。

下見板張りを一人で施工するには工夫が必要です。

最初にスターターの角材をとめます。

1枚目はスターターに合わせて取り付けます。

2枚目からはまず板の中心で治具をあて、腰か腕で押さえます。

右手を伸ばして、1箇所固定します。この前に、腰ベルトにインパクトドライバーをぶら下げておき、ビットには磁石を装着。短めのビス(ここでは45ミリ)をビットに付けて準備しておきます。

水平を確認しながら、反対側の重なる50ミリの部分に、65ミリの釘を打ちます。

反対側に戻って、重なる部分に釘を打ち、上の仮止めしたビスを外します。

それを繰り返していって、どんどん施工。

1面完成!

2面目は、上方のが現物合わせで細かいカットが必要なので、今日はここまで!

いい感じになってきましたよ。

雪には負けません!!

2014年11月30日 (日)

バイクガレージを建てる7 ポリカ波板屋根施工

春から温めていたバイクガレージのセルフビルドが、ようやく9月末からスタートしました。

いよいよ屋根の完成です。

屋根はいずれ天窓付きのオンデュリンに変更するつもりで、今回は予算の都合によりポリカ波板ですが、下地を垂木+小舞で仕上げました。

ポリカ波板は、以前ファームで使っていたものを解体後とっておいたので、リサイクルです。

穴が開いているので、コーキング剤で埋めました。

奥からどんどん張っていきます。

固定にはまたリサイクルできるように、ビスにしました。ビスだとコストがかかりますが、施工も楽だし、撤去も楽で、しかも再度使えますから助かります。

左の黄色いのは、波板専用の下穴あけです。中に錐が仕込まれていて、波板に当ててグッと押すと下穴が空く仕組みになっています。

斜めの部分は張ってからはさみでカット。

屋根と重なる部分は、

できるだけ隙間が生じないように、現物合わせで段々にカットしました。

簡単ですが、屋根の完成です。やっぱり屋根があると落ち着きますね。別にこの下で過ごすわけではないけれど・・・。

次は外壁です。

2014年11月25日 (火)

バイクガレージを建てる6 屋根下地の施工

春から温めていたバイクガレージのセルフビルドが、ようやく9月末からスタートしました。

ゆっくりと進んできて、屋根の下地にとりかかりました。

今回の屋根は、とりあえずのありがちなポリカ波板です。本当はオンデュリンに天窓を装着したいところですが、かなり予算オーバーとなるため下地だけはしっかり準備しておいて、今回は見送りました。しかも波板はリサイクルです・・・。

まず垂木は45ミリ角の米松です。積雪があるので、これを400ミリ間隔とします。

さらにその上に載せる小舞は60×30の材を用意しました。

垂木の間にはめる転び止めは保育園の息子が塗装してくれました。

まず垂木を設置。間に転び止めを棟木と母屋それぞれに挟みながら、コーススレッドでとめていきます。

斜めの部分は斜めにカットしようか迷いましたが、現物合わせで苦労しそうなので、やはり垂木に対して直角としました。

みためどうか心配しましたが、下から見るとなんとなくデザインっぽくなって、まぁまぁかな・・・、といったところです。

積雪があるので、左手の小屋の屋根を超えると雪が引っかかるため、手前は屋根にかからないようにし、奥は屋根の下にもぐるように、垂木の長さを決めました。

垂木だけでは波板が固定できませんから、垂木と直角に小舞を設置します。これも400ミリ間隔で、これ以上狭くなると、屋根を張るときに脚立に登ってこの間から体が出せなくなります。私の場合、これが限界です。

屋根の下地が完成しました。

斜めの部分も何とかなりました。

次は波板張りです。

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